概要
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アフガニスタンは、3回のイギリスとの戦争、ソ連の支援を受けた共和制クーデター、その後の独裁の結果、タリバーンなどイスラム過激派のテロ活動により、不安定な政情をもたらしている。


アフガニスタンの民族構成は、パシュトゥーン人 45%、タジク人 32%、ハザーラ人 12%、ウズベク人 9%などとなっている。最大民族のパシュトゥーン人コミュニティーは、イギリスの支配下にあったパキスタンとの国境(ドゥランドライン)で分断する形となっている。パキスタン側では、政府の力が及ばないFATA(連邦直轄部族地域)が設定されている。

ドゥラニー(Durrani دراني)部族はカルザイ大統領のポパルザイ族(Popalzai پوپلزی)、ドゥラーニー朝のサドザイ族(Sadozai)、バーラクザイ朝のバーラクザイ族(Bārakzai)を含む部族という。
ドゥラニーとは、ドゥル در (真珠)から来た言葉という。

ギルザイ(Ghilzai)部族は、PDPA(アフガニスタン人民民主党)のハフィズラ・アミン、ヌール・ムハンマド・タラキを輩出した部族である。
90年代には、タリバンのメンバの多くがギルザイ族であり、タリバン指導者オマル師はギルザイ族という。