概要
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アゼルバイジャン語は、アゼルバイジャンおよびイラン北部などで使われるテュルク諸語の一派、オグズ諸語の言語です。

トルコ語が分かれば学びやすい言語ですが、借用語が多いため奇異な感じを受けるかもしれません。トルコ語であまり使われない x や q の文字や、トルコ語では使われない ə を使います。トルコ語では発音されない ğ を発音します。

言語的・政治的な面でトルコ・トルコ語の「兄弟分」なアゼルバイジャン・アゼルバイジャン語ですが、アルメニアの飛び地であるナゴルノカラバフなど地政学的なリスクを抱えるこの地域でアゼルバイジャン側であるトルコは紛争で大きな役割を果たしています。トルコのエルドアン首相はナゴルノカラバフ紛争の際、全面的バックアップを公言、紛争はいまだ解決を見ません。

Necəsiz?
「お元気ですか。」

Xudahafiz.
「さよなら。」

Siz nə dediz?
「なんとおっしゃいましたか？」

別れの挨拶 Xudahafiz. はペルシア語起源で、トルコ語で使われない x を使って無声軟口蓋摩擦音 [x] を表しています。

疑問詞 nə はトルコ語で ne で表されます。語尾が iz であるところはトルコ語で iniz であるので差異はありますが、類推がきくことはあるでしょう。