Indo-European language family

概要
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オランダ語は印欧語族のゲルマン語系の言語で、英語と語源を同じくする単語、文法要素を多く含み、親しみやすい言語です。

日本で使われるオランダ語の単語も多くあります。

inkt(インク)、glas(ガラス)、kop(コップ)、gom(ゴム)、schop(スコップ)、blik(ブリック)、pomp(ポンプ)、ransel(ランドセル)、letter(レッテル)、spuit(スポイト)など。


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オランダ語は、フランス語と共にベルギーの公用語でもあります。

ベルギーは、オランダ語では België と書きます。
ë は、e にトレマ (trema) がついた形です。直前を切って読みます。
ベルヒィーエ [belɣiːə] という発音となります。

ベルギーのオランダ語(フラマン語)とオランダのオランダ語では、発音で異なる場合があります。
ベルギーのオランダ語で語末の -t/-te を [tə] と発音するところを、オランダでは [ts] と発音することがあります。
informatie など -tie で終わる単語は、[tsi] と発音します。

オランダ語で特徴的なのは、ij という綴りといえるでしょう。エイ [ɛi] と発音します。
エとアの中間音のような発音となるため、カタカナ表記にする場合など、ぶれがあります。
このため、日本語での表記で問題となることがあります。

Overijssel 州という、オランダ東部の州があります。
この場合、ij の発音の表記のぶれのため、次のような表記が可能です。

* オーファーアイセル
* オーフェルアイセル
* オーベルアイセル
* オーヴェルアイセル
* オーヴァーアイセル
* オーファーエイセル
* オーフェルエイセル
* オーベルエイセル
* オーヴェルエイセル
* オーヴァーエイセル

外務省は、省内で使う外国語の地名を公表していません。
マスコミは、地名のリストを有償で販売しています。
表記のぶれ、特に地名のぶれの問題は、なんらかの標準化が望まれます。