Indo-European language family

概要
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英語は世界でもっとも広く使われている言語といえます。通商言語としても広く使われており、インドなど高等教育に英語を用いる場合もあります。

印欧語で、SVO文型を取ります。形容詞は前置で、非修飾語の性・数・格にかかわりなく一定です。規則動詞の活用は、三人称単数のみ。原形、過去形、過去完了形を持ち、過去完了形は to have 動詞を用いて表現し、未来形は助動詞 will を用います。受身は過去完了形を用います。接続形はなく、助動詞を使う前提でそれを省略し、原型を用いる場合があります。名詞は属格のみ格変化、対格、与格と、それぞれ直接目的語、間接目的語で表し、語順あるいは前置詞で表現します。人称代名詞は、属格および対格を持ちます。

主にイギリスで用いられてきたたため、イギリスの影響が強い言語です。英国はラテン語圏の君主が統治した時代があるため、もとからのゲルマン語系の語彙に加え、ラテン語経由の語彙を多く持ちます。抽象語についてはラテン語由来の語彙が多く、フランス語などと語彙を多く共有します。

発音は、日本語より母音が多く、子音はth や r,l の区別があり、日本語の話者には発音が困難である場合があります。音節が子音で終わることが多く、イントネーションが日本語のものとは異なるため、文化的な差異もあり、日本語の話者は英語を、英語の話者は日本語を互いに奇妙だと思う可能性が高く、学習のハンデとなっています。

アメリカで使われる英語と、イギリス英語は分化したのが18世紀以降です。発音や語彙の差があるもの、互いに方言という位置づけとされています。イギリス英語はアメリカ英語と比較して r や a などの発音が違う、いくつかの単語のスペルが異なるなど差異があります。独立当時などには米国でも英国風の言い回しが用いられていました。

Liberty, when it begins to take root, is a plant of rapid growth.
George Washington