概要
      Top



フジモリ元大統領(任期1990年~2000年)で有名なペルーは、アンデス山脈のふもと、太平洋側の南米の国で、人口2674万9千人ほどの、面積は日本の3倍ほどある国である。
一次産業の盛んな国で、植生・気候によって、チャラ(漁業)、ユンガ(熱帯性作物)、キチュア(トウモロコシ)、スーニ(ジャガイモ、オカ、オユコ、マシュア)、プーナ(リャマ、アルパカ)などそれぞれ地域を呼び習わすという。
高地にあるチチカカ湖は3800mの高さにある。

人口構成はインディオ47%、メスティーソ47%、白人12%、その他1%、90%がキリスト教という。インディオとは蔑称であるため、先住民族(indígena)という名称を使う。
アンデス山脈より海岸よりをコスタ、アンデス地域をシエラ、内陸の熱帯雨林をセルバという。首都リマはコスタにあって、シエラからコスタに流れ込む先住民族をチョロ(cholo)という。
公用語にケチュア語が含まれているが、教育はスペイン語のみという。

フジモリ氏はガルシア大統領(任期1985年~1990年、および2006年~)から政権の座を奪い、10年間政権の座にあった。
センデロ・ルミノソによる人質解放事件は、日本で救出作戦が逐一報道され、人質となった日本人がすべて無事に救出されたためにフジモリ氏の名声は高い。
フジモリ氏は政権の座を追われてから、パニアグア元大統領(任期2000年~2001年)、トレド元大統領(2001年~2006年)が政権の座についている。
その後、ガルシア大統領が返り咲いており、2006年に再び政権の座についている。ガルシア元大統領は2019年自殺。

2020年11月、フランシスコ・サガスティ大統領が就任した。


View Larger Map