Turkic language family

概要
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トルコ語は、アルタイ語族の言語で、日本語と同じSOVの構文を持ち、後置詞で格を表現します。

現在使われているトルコ語のアルファベットは、ローマ字を基本としたもので、英語にはない、ç ğ ı İ ö ş ü の文字を使います。

トルコ語の文字・発音については、トルコ語のアルファベットのページをご覧ください。

アルタイ語の特徴である母音調和や子音交替によって、語形変化の種類が多くなります。

母音調和とは、直前の母音によって、接辞を調和させることをいいます。

e a 母音調和


母音を、前舌母音<eiöü> と 後舌母音<aıou> に分類し、それぞれ異なる接辞を用いる e a 母音調和 という法則があります。


前舌/後舌母音

上段の i と、下段の ı の区別には注意してください。上段の i は英語などの i と同じですが、下段の ı には点がありません。

母音調和とは、単語の最後の母音によって、後続する助詞などの母音を変化させることをいいます。

単語の最後の母音が、上段の前舌母音<eiöü>である場合には e を、下段の後舌母音<aıou>である場合には a を用います。

「点のある e グループ」などと覚えてください。


異なる接辞や助詞を使う


複数を表す接辞、-ler/-lar の場合を見てみましょう。

最後の母音が <eıöü> であるときに -ler を、<aıou>であれば -lar を用います。

実際にルールが適応されるパターンを見てみましょう。

gün 「日」という単語は、ü という母音で終わっています。この場合には、複数語尾の -ler を使用します。günler で、「日々」と複数形になります。

İyi günler
Good day(s).「こんにちは」
akşam 「夕方」という単語は、a という母音で終わっています。この場合には、複数語尾の -lar を使用します。
İyi akşamlar
Good evening(s).「こんばんは」
gece 「夜」という単語は、e という母音で終わっています。この場合には、複数語尾の -ler を使用します。geceler で、「夜」の複数形となります。

トルコ語では、c をジェと発音するため、イイ・ゲジェレルとなります。
İyi geceler
Good night(s).「おやすみ」

i ı u ü 母音調和


さらに、非円唇母音<ei> <aı> と、円唇母音<ou> <öü> に分ける i ı u ü 母音調和 という法則があります。


ei-aı-ou-öü

どの母音が使われているかで、異なる接辞や助詞が使われます。


i, ı, u, ü 母音調和


疑問を表す助詞「~か」の場合で見て見ましょう。それぞれ、mimu のどれかが用いられます。

Japon 「日本人」という単語は、o で終わっています。o は <o,u> の母音グループに分類され、mu という助詞が用いられます。
Japon mu?
日本人ですか?
Türk 「トルコ人」という単語は、ü で終わっています。ü は <ö,ü> の母音グループに分類され、 という助詞が用いられます。
Türk mü?
トルコ人ですか?
Güzel 「美しい」という単語は、e で終わっています。e は <e,i> の母音グループに分類され、mi という助詞が用いられます。
Güzel mi?
美しいか?
Elma 「リンゴ」という単語は、a で終わっています。e は <a,ı> の母音グループに分類され、 という助詞が用いられます。
Elma mı?
リンゴか?

子音交替
子音についても、接辞によって 子音交替 のルールが適応されます。

単語が p, t, k, ç で終わり、接辞が母音で始まる場合に、p → b、t → d、k → ğ、ç → c と変化します。


子音交替

kitap 「本」という単語は、接辞がついて kitabin 「本の」となります。

母音調和、子音交替の法則は、助詞や接尾詞だけでなく、さまざまな品詞で適応されます。